【実験してみた!】梅雨でも水冷シャツ「涼神服」は涼しいのか?

2023.07.20 17:00 トピックス 実験してみた

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2023年7月19日、そろそろ梅雨明けか?・・・

梅雨で一番いやなのは、湿度が高くて気温以上に暑さを感じることですよね。
そんな環境でも、水冷シャツ「涼神服」は効果があるのか?涼しいのか?

というわけで、実験してみました。

生身の人間で実験するのが一番なのですが、暑がり、寒がり、感じ方が人によってバラバラなので、わかりやすく「マネキン」を活用。なお、手持ち部材の都合上、旧モデルの涼神服一式と空調風神ベスト(いずれもLLサイズ)を使いました。

まずは実験準備。

  1. マネキンに涼神服を着せて、温度計のセンサを胸の位置にセット(服の内側の温度を測ります)。
  2. 空調風神ベストを着せて、温度計のセンサを肩の位置にセット(外気温を測ります)。
  3. 屋外に設置して実験スタート(この日は降雨の可能性があったので雨がかからないように屋根の下に設置しました)。

  4. 涼神服に送水する水は、普通の水道水を使用。

  5. 涼神服のポンプコントローラの電池は充電池(eneloop)、空調風神服のファンとバッテリーは12Vタイプの製品を使用。eneloop、バッテリーともに満充電の状態です。

実験スタート!

10時、実験スタート。スタート時の温度は、外気温29.5℃、涼神服の内側の温度28.9℃。ほぼ同じ温度です。

実験開始と同時に、ポンプコントローラの+ボタンを1分くらい押し続けて涼神服に水を送り込みます。これで涼神服全体に水が行き渡ります。その後、ポンプコントローラの水量設定は3、空調風神服のファン強度は中の設定で実験を行います。


実験開始して数分後

外気温29.6℃、涼神服の内側の温度27.9℃。気化熱の効果で服の内側の温度が下がっています。

実験開始から数時間後

15時ころの外気温31.5℃、涼神服の内側の温度は25.9℃。これはかなり涼しいのでは!?

実験終了直前の17時30分頃

外気温29.2℃、涼神服の内側の温度27.2℃。

涼神服のポンプコントローラの電池(充電池のeneloopを使用)、空調風神服のバッテリー、どちらも途中で切れることなく使えました。涼神服の水(500ml)は途中で無くなりそうだったので、常温の水道水を少し注ぎ足しました。

結果発表!

まずは、温度のデータです。

(グラフは温度計と同時に設置していた温湿度ロガーのデータです。写真の温度計とは若干数値の違いがあります。)
10時~17時30分の外気温の推移は、通り雨が降った13時頃を除いて、ずっと30℃超えでした。
涼神服の内側は外気温から数度低い状態を一日中キープしており、気化熱による冷却効果が続いたことがわかります。

続いて、湿度のデータです。

(グラフは温度計と同時に設置していた温湿度ロガーのデータです。)
こちらは温度とは逆で、服の内部の湿度が高い状態でした。涼神服の水分が気化することで、服の内側の湿度は高くなりますが、気化熱の効果で温度が下がっていることがわかると思います。

結論!

実験結果から、梅雨明け直前のじめじめした気候でも、涼神服の気化熱効果は発揮されて服の内部は温度が下がっていることがわかりました!
【注】実験結果は気象条件や環境によって変わります。実験データはあくまでも参考値とお考えください。