暑い季節が近づいてきましたね。
夏の日差しは私たちの体に多大な影響を与えます。
熱中症や日射病などの健康被害を引き起こす可能性もあり、
暑さ対策は怠らずに行うことが重要です。
今回の記事では防暑対策の新定番「水冷シャツ」について、メリットやデメリットをご紹介します。
あまり聞きなれない「水冷シャツ」について詳しく解説していきます!
最近、暑さ対策のひとつとしてよく耳にするようになった「水冷シャツ」。
水冷シャツは、その名の通り「水を使って身体を冷やす」服です。
シャツの中に張り巡らされた糸に水が染み込み、上半身全体を湿った(濡れた)状態にしてくれます。
濡れた状態がどうして涼しいの?
その理由を解説いたします!
背中や腰など水冷シャツはじんわりと身体を湿らせてくれるので、それだけでもある程度はひんやりして気持ちいいです。
でもそれだけだともったいない!
想像してみてください。
濡らしたTシャツを着るだけでも冷たくて気持ちいいですが、
そこに扇風機の風を当てるとより涼しく(場合によっては寒く)感じるのではないでしょうか。
濡れた状態で風を受けるとなぜ涼しくなるのか?
少し難しい言葉を使うと「気化熱」効果がおこるからです。
「気化」とは液体が蒸発して気体に変化することです。
このとき、水分が蒸発するために必要な熱エネルギーが周囲の体温や環境の熱を奪って蒸発熱となります。
そのため、水冷シャツの水分が蒸発する際に周囲から熱が奪われ、肌表面の温度が下がることで涼しく感じられるのです。
つまり「風」を身体に受け「気化熱」効果を得ることで、より水冷シャツの効果を高めることができるのです。
水と風で涼しくなる水冷シャツはファン付きウェアのインナーとして開発されました。
しかし自転車やウォーキングなど動きがあり風がある場所では、そのまま使ってもじゅうぶん涼しいです。
水冷シャツは電池電源なので使う場所を選びません。
給水のパワー設定によっても変わってきますが、標準仕様で約7時間稼働するので、暑さがピークの時間帯を中心に涼しさを持続できます。
水冷シャツは専用のパウチ、またはペットボトルに水を用意して使用します。
その時に使用する水は「水道水」が推奨されており、手軽に給水できるので便利です。
暑さで汗をかくと服の中で汗が気化されてしまうので、ニオイがどうしても気になります。水冷シャツは水で身体を湿らせ、その水分が気化するのでニオイの発生を抑えます。涼しい状態を作り出すことで、通常よりも発汗を抑えることができるため、汗のニオイを軽減することが期待できます。
暑さ対策の人気グッズとして「水冷ベスト」があります。
水冷ベストが上半身だけ冷やすのに対して、水冷シャツは腕全体も涼しいです。長袖なので日焼け対策にもなるので一石二鳥です!
初めて水冷シャツを着る方が一番心配されるのが「濡れるシャツを着るのは気持ち悪い」ではないでしょうか。水冷シャツは給水量をコントロールできるのですが、暑いからといって最大パワーで使うと水が垂れたりしてしまいます。標準設定で程よく湿らすくらいがベストです!
水冷シャツを稼働させるためには電池が必要です。毎回電池を購入すると費用もかかりゴミも増えてしまいエコではありません。エネループなど充電式の電池を用意すると毎日快適に使用できます。
ここまで水冷シャツについて詳しく見てきましたので、おすすめの水冷シャツを紹介します。
今シーズン見逃せないのが、サンエスが発売する「涼神服」。
早くからファン付きウェアを開発してきたサンエスが、ファン付きウェアのためのインナーとして開発した水冷シャツです。
現在、水冷シャツとして販売されている商品は「涼神服」だけなので、ぜひチェックしてみてください!
この記事では、夏の暑さ対策として注目されている「水冷シャツ」について紹介しました。
暑い夏には、水冷シャツが新しい定番となるかもしれません!